Elementorは高機能なプラグインのため、高機能なブログテーマとは相性が悪いと言われているけど、どのテーマなら相性がいいのか?
「Elementor(エレメンター)」は、WordPressプラグインなので基本的にはどのテーマにも採用することは可能です。しかし、テーマ独自の機能と干渉したり、ブロックエディターが発達しているテーマだと不具合が出るというケースもあるようです。
世界中のテーマすべてを使ったことがあるわけではないですが、僕の経験上Elementorと相性の良い(使いやすい/不具合が出ない)WordPressテーマをご紹介したいと思います。
前提として、Elementorと相性が良いと言っていますが、Elementor自体がページビルダープラグインとしてWPテーマに依存せずにページを作ることができますし、Elementor Proに限ってはテーマビルダーの機能が備わっているため、ヘッダーやフッター、シングルページなども含めてテーマに依存しません。
なので、極論を言ってしまえばElementor Proを使いサイトをゼロから構築するつもりなら、テーマはなんでもいいというのが結論になります。あとの気にするべきところはサイトの表示速度くらいです。
特に、ブロガーさんたちなどは、WPテーマを探すとき、テーマ自体の機能を重視しがちになるのですが、Elementorは”その機能”を作れるプラグイン(に近い)ということを覚えておきましょう。
なので、Elementorと相性の良いテーマの選び方は「とにかく軽量でシンプル」なものです。
まじで、Elementorは全貌を理解するととんでもないプラグインだと気づくよ。多くの人がElementorはページを作るためのプラグインだと思ってるかもだけど、どんなテーマでもフルカスタムできるんだぜ。
ちょっと宣伝(PR)
Elementorにおすすめな海外製の無料WPテーマ
Elementorは海外製のプラグインなので、相性がいいテーマとなるとどうしても海外のテーマが多くなります。ただ、Elementor自体は日本語対応しているので、そこまで苦にならないです。
只今、絶賛うちでもElementor向けテーマを開発中です。完成したら改めてプレゼンします!w
Hello Elementor
まずは、Elementorが公式としてリリースしている「Hello Elementor(ハローエレメンター)」というテーマです。Elementorを使用する前提で作られているので、完全に互換性のあるテーマになっています。
現時点で100万回以上ダウンロードされている人気テーマになります。
テーマの作りはとにかくシンプルで、テーマとしての機能はほとんど備わっていません。その代わり、Elementorを使っても表示速度を落とさずサイトを構築できるという利点があります。
Elementorは吐き出すコードが多い分表示速度が遅くなりがちと思われているが、作り方次第で90点台(スピードインサイトの話)を出すことも可能なんだぜ。
Elementorを作っている会社が出しているElementor用のWordPressテーマなので、相性が悪いわけがなく、表示速度も最速を謳っています。Elementorはテーマに依存せずにデザインができるプラグインなので、まずはこのテーマでElementorの使用感を試してみるのもおすすめです。
Astra
次にご紹介するのが「Astra(アストラ)」というテーマ。こちらはElementorに限らず、ページビルダー系のプラグインと相性が良いテーマです。jQueryを使用していないので高速表示を実現しているのだとか。
現時点で100万回以上ダウンロードされている人気テーマです。
日本のコーポレートサイトでも見かけるようになったよな。
Elementor公式のFacebookページで「このテーマは良い」と言われていたので、そういうことなんだと思います。
また、スターターサイト機能というものが備わっていて、プロが作成したElementorデザインをそのままトレースすることができます。それに、WooCommerceにも対応しているのでネットショップを構築したい場合などはAstraを使うのがいいかもしれません。
無料版と有料版がありますが、初心者は無料版で十分です。
こちらはアストラで制作したコーポレートサイトです。
OceanWP
次に紹介するのは「OceanWP」というテーマです。こちらもAstraやHello Elementorと同じくElementorテーマの話題になるとちょこちょこと顔を出す高機能テーマです。
現時点で70万回以上ダウンロードされています。
カスタマイザーの機能も充実していて、やりたいことが大体できるという印象です。しかし、設定は英語表記が残っているので英語がわからない人にとっては、直感的にとは言いにくいかもしれません。
Elementorユーザーの間では、AstraとOceanWPどっちを使っているかでトークが弾むこともあるようです。こちらのテーマにも独自のテンプレートが備わっているので、デザインが苦手な人でもサクッとページを作ることが可能です。
GeneratePress
次に紹介するのは「GeneratePress」というWPテーマです。こちらも上で紹介したテーマと同様、Elementorの話とセットになることが多い人気テーマ。シンプルな作りになっています。
海外では40万回以上ダウンロードされています。
これらの海外製のテーマは英語がわかれば結構最強だね。
Elementorを使っている国産WPテーマ
では、次に国産のテーマでElementorが採用されているWEBサイトを見ていきましょう。
但し、国産WPテーマは日本人好みのブロックエディターなどが開発されているテーマが多く、Elementorと相性抜群かと言われると少し議論が必要ではあります。
例えば、有名な国産WPテーマのSWELLなどは、公式サイトでElementorの使用は推奨しないと言っています。
しかし、これはSWELLのブロックエディターを使えばElementorに近いことができるのだから、せっかくそんな機能が付いているのに、わざわざElementorを使う必要はないのでは?という解釈で、不具合が起きるから推奨しないわけではないと僕は読み取っています。
実際、SWELLにElementorを採用しているWEBサイトもあり、不具合が起きているわけではありません。
まあ、国産テーマとElementorはある意味ライバル関係だからな。何かそのあたりでバチバチとタギルものがあるのだろう。と外野から見ている。
ということで、ここからは国産のWPテーマにElementorを採用しているホームページをご紹介します。
【SWELL】Elementorで作ったサイト
では、いきなりですが(笑)SWELLにElementorを採用しているサイトを集めてみました。公式では推奨しないと言ってはいますが、おしゃれなホームページばかりです。
lisa-webdesign.com
大阪のWEB制作会社のホームページでSWELLとElementorが採用されていました。スタイリッシュなサイトでとても清潔感があります。かっこいいですね。
tsumg-design.com
こちらもWEBデザイナーのホームページです。最近は特に、フリーランスのWEBデザイナーさんがElementorを使ってWEB制作をされているのをよく見かけます。コードを書かずに思い通りのデザインができるところが人気の秘密のようです。
kamome-coffeeroaster.com
こちらは静岡県浜松市のカフェのホームページです。SWELLのメインビジュアルとElementorのウィジェットを組み合わせておしゃれなホームページに仕上がってますよね。
【Lightning】Elementorで作ったサイト
次に、国産で人気のテーマ「Lightning」「Lightning Pro」でElementorを使っている事例です。
copula-hcl.com
横浜市の精神科のホームページでもElementorが採用されていました。やわらかいイラストが安心感がありますね。
cdm-cdmjouer.com
大阪市住之江にあるネイルサロンのホームページは、Lightning ProとElementorの組み合わせです。くすんだ配色が今風で若い人に受け入れられそうなデザインですね。
とびうお寿司.com
神奈川県藤沢市にあるお寿司屋さんのホームページ。Lightningの無料版とElementorを使っています。わかりやすい構成になっていて読みやすいですね。
【Snow Monkey】Elementorで作ったサイト
次は、最近頭角を現してきた(僕にだけw)WPテーマ「Snow Monkey」の場合です。
michikahoikuen.com
練馬区の保育園のホームページはSnow MonkeyとElementorで作られていました。柔らかい色合いで保育園らしさが出てるホームページですね。
company.share-wis.com
企業のコーポレートサイトでもElementorは使われています。信頼感のあるドッシリとしたホームページでかっこいいですね。
【THE THOR】Elementorで作ったサイト
続いては、THE THORとElementorを組み合わせたホームページ事例を紹介します。
ichiei-group.com
火災保険の情報発信をしているサイトでは、トールとElementorを採用されていました。
omnimosouq.com
こちらのブランディング会社のホームページにもElementorが導入されています。かっこいいホームページですね。
rendir-hamamatsu.com
サッカーチームのホームページでもElementorが使われています。
まとめ
今回は、ページビルダープラグイン「Elementor」とWordPressテーマについてご紹介してきました。以前は、Elementorといえば海外製のテーマが一般的でしたが、最近は日本でもElementorの需要が増えてきたからか、国産テーマでもElementorを採用しているWEBサイトも増えてきた印象です。
うちでも最近は、もっぱらElementorを採用してサイト制作に勤しんでいます。
その理由は、やはり制作コストが削減できるところと、コードを書かなくても思い通りのデザインができる、自分のやりたいことがテーマに依存せずにできるからです。
もし、あなたもノーコードでサイト制作に興味があるなら、Elementorを使ってみてはいかがでしょうか?
わからないことがあればコメントしてくれれば答えるぜ。
コメント